お布団は丸洗いでスッキリ清潔に!
2016年9月22日(木)
お布団の手入れ、どうしていますか?
布団用掃除機、天日干し・・・でもやっぱりクリーニング店での丸洗いが、一番キレイになるのです。
そもそも、綿布団が庶民に普及し始めたのは明治になってから。紡績業が発展する過程で、工場から出てくる屑綿を厚い帯状に加工した布団用の綿が生産されてから、とのこと。
東京で一番古い布団屋さんは明治10年の創業だそうです。
そのころの布団は高価で、気軽に買い換えられるものではありません。そこで汚れを防ぐためにシーツが使われだしたのも明治時代でした。
さらに布団にカバーをかけるようになったのは、終戦後のこと。
(私は昭和35年生まれですが、小さいころ掛布団の襟元、首や顔が当たる箇所には、タオルなどが縫い付けられカバーされていたものです)
汗や皮脂などで固くなってしまった布団を「丸洗い」できるようになったのは、ようやく1980年代になってから。
中わたを傷めずに芯までキレイにできる洗剤、そしてふとん専用の大型洗濯・脱水機、乾燥機の登場によって、でした。それまでは、中わたが片寄ってしまったり、縮んだり、汚れた洗濯液を吸い込んで重くなった布団をすすぎ、乾燥する技術がなかったのです。
なので、まだまだ「布団は丸洗いできる」ことを体験されていない方も!
ふとんを丸洗いすれば、汗の成分も、皮脂汚れやダニの死骸やフンもキレイにすっきり洗い流すことができます。清潔でふっくらした布団での寝心地は、極楽、ですよ!
半年に一度は、丸洗い、お試しください。
・・・中田
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