「おはしょり」の意味
2016年10月30日(日)
着物を着る時の御端折り(おはしょり)は、女性だけの着方だそうです。
辞書によると「おはしょり」とは「女性が和服のたけを腰のあたりで加減し、折るようにして着ること」とあります。
そう言われてみれば、男性はしませんよね。それに、ドレスと同じように、サイズ展開して背丈ジャストサイズで着物を仕立てることだって不可能ではないはず。考えてみれば不思議です。
実は、以下のような理由があるそうです。
★江戸時代、身分の高い女性の着物は、裾を引きずる長さだった
★室内では裾を引きずって歩き、外出の時にはちょっとつまんで裾をたくし上げておいた
★明治時代になると、腰ひもを用いて裾を上げておくようになった
★このようにいつも裾をあげておく着方は、伝統的な着方に比べると省略されている、つまり「端折る」ことだった
・・・と、いうことで「御端折り」と呼ばれるようになり、しかも女性だけの着方だったわけですね。
では、江戸時代の一般の女性は、お端折りなしだったのか?
と気になるところですが(笑)いつの時代も、時代が下がると特権階級の習慣を庶民も真似するのは、あることですよね。(雛祭りとか?結婚式とか?)
・・・なかだ
ヤングドライ公式HP http://www.young-dry.com/
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