ストレッチ(伸縮性)のあるお洋服について
👓 2020.07.24
お洋服のなかでもジャケットやパンツ・スカートなどは、ストレッチ性があるものを選ぶと身体の動きにつれて伸縮してくれるので、着ごこちが良いですよね。
そのストレッチ性をもたらしているのは「ポリウレタン」という繊維で、主たる繊維(ポリエステルなど)に5%ほど混ぜられていることが多いものです。
このポリウレタンの特徴としては、「軽くて発色が良い」という長所がある一方、「製造から3年ほどで劣化する」という短所もあるのです。
つまり耐用年数があるんですね。
劣化するとどうなるか…生地の表面に白くツブツブ(点々)が付着したように見えるようになります。
これは繊維のなかのポリウレタンが切れて、切り口が表面から見えるようになったもの。
ちょうど、古くなった輪ゴムが切れてしまうのと同じことが起きるのです。
注意が必要なのは、購入してから3年、ではなく、製造されてから3年であること。
しかも、輪ゴムが使っていなくてもボロボロになるように、着用していなくても劣化は進行します。
なので、ポリウレタンが混紡されているお洋服は、長く着続けるというより、期間限定で楽しむ、という気持ちでの購入をおススメします。
お洋服にも寿命=使用期限があるんですね。
ポリウレタンに限らず、お洋服の寿命を延ばすための工夫はいくつもあります。
別の記事で、またご紹介しますね。
・・・中田
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